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乳房外パジェット病

更新日:2024年4月1日

乳房外パジェット病の情報

外陰部、肛門部、腋窩、へそなどにできることがあるまれな皮膚がんで、腺がんの性質を持ちます。最初の症状はかゆみを伴う紅斑なので、湿疹や真菌症と誤診されることがあります。表皮内で拡大している時期では、臨床的に紅斑や脱色素斑ですが、深部に浸潤すると紅斑の中に腫瘤を形成し(図6)、リンパ節転移や遠隔転移を起こすことがあります。


      (図6)

 

治療について

治療の第一選択は手術ですが、がん細胞が広い範囲に、また複数箇所に認められることがあるため、境界がはっきりしない場合は、手術の前に疑わしい場所から何箇所か生検し、がんの範囲を決定してから手術を行います。手術ができない場合や、遠隔転移がある場合は放射線療法、化学療法、免疫療法を単独あるいは組み合わせて行います。

紹介時から治療までの期間

治療・検査内容 初診~入院までの期間:通常 担当診療科
手術 1~3週間 皮膚腫瘍科
化学・免疫療法 1~2週間 皮膚腫瘍科
放射線治療 2~3週間 皮膚腫瘍科