基底細胞がんの情報
まぶたや鼻、口の周りなど顔の中心にできることが多い、最も頻度が高い皮膚がんです。顔に多いことや、白人に多いことから紫外線が発症に関与していると考えられています。毛の一部(毛芽)に近い細胞のがん化という説がありますが、基底細胞がんの由来はまだはっきりしていません。蠟様と表現される、透明感・光沢のある黒色の結節を呈することが多く(図5)、ゆっくりと増大し中心が潰瘍化します。また生まれつきの頭部の脱毛斑(脂腺母斑)から、中年以降に基底細胞がんが発生することがあります。
(図5)