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胆のう・胆管がん

更新日:2021年5月7日

胆道がんの情報

胆道とは

胆道とは、肝臓から十二指腸までの胆汁の通り道のことです。肝臓の中を走る胆管は肝内胆管と呼び、肝臓の外に出てから十二指腸乳頭部(ファーター乳頭)の手前までを肝外胆管と呼びます。肝外胆管は、肝門部から胆のう管の手前までの肝門部領域胆管と、胆のう管がつながっているところから十二指腸乳頭部の手前までの遠位胆管に分類されます。胆管、胆のう、乳頭部を合わせて胆道と呼びます。

胆道がんの種類

胆道がんは胆道の上皮(胆管内側の表面をおおう粘膜)から発生する悪性腫瘍です。その発生した胆管の部位により、肝外胆管がんの肝門部領域胆管がん遠位胆管がん十二指腸乳頭部がん、そして肝内胆管がんに分けられます。

 

症状

がんができることによって胆管内が狭くなり、胆汁が流れにくくなります。胆汁がうっ滞することにより、血液中のビリルビン(胆汁の成分)が上昇し黄疸を生じます。黄疸とは皮膚や目の白い部分が黄色くなることです。また、黄疸に伴って高熱や腹痛が見られることもしばしばあります。

 

発生要因・危険因子

ほとんどの患者さんでははっきりとした発生原因はわかりません。肝内結石、胆石症、原発性硬化性胆管炎、膵胆管合流異常などを有する方は、胆道がんになりやすいことがわかっています。また、1,2-ジクロロプロパンとジクロロメタンという化学物質(インク洗浄剤の一種)が胆管がんのリスクとなることが近年明らかになっています。

治療について

胆道がんの標準的な治療法は手術(外科治療)薬物療法(化学療法)放射線治療の3つです。治療方法はがんの進行程度(ステージ)によりまず標準治療を検討します。さらに患者さんの体の状態(体力)、基礎疾患、年齢、希望も含めて最終的な治療方針を決めます。また標準治療を行う前に、内視鏡的逆行性胆道ドレナージなどの黄疸の治療(減黄治療)を行う必要があります。

 

手術(外科治療)  肝胆膵外科はこちら

肝臓や肺など他の臓器に転移がない場合は手術による摘出が勧められます。手術の方法はがんの位置や広がりよって選ばれます。主なものは次のようなものがあります。

(1)膵頭十二指腸切除
十二指腸乳頭部あるいは遠位胆管にがんがある場合には、膵頭部(膵の1/3)、十二指腸・胃の出口、胆のう・胆管、周囲のリンパ節を一塊で切除します。がんが大血管(門脈)に広がっている場合は血管も同時に切除し再建します。切除後は残った膵臓、胆管、胃にそれぞれ小腸をつなぎ合わせて再建します。

(2)胆管切除+肝切除
肝門部領域の胆管にがんがある場合には、肝臓の1/2、肝外胆管、周囲のリンパ節を一塊で切除します。切除後は、残った肝臓の胆管と小腸をつなぎ合わせて再建する必要があります。

(3)胆のう切除(±肝切除)
胆のうからがんが発生している場合は、胆のう切除と周囲のリンパ節郭清を行います。肝組織への浸潤が疑われる場合は胆のうに併せて肝臓も合併切除を行います。

(4)肝切除
肝内胆管からがんが発生し、肝臓内に限局している場合は肝切除を行います。必要に応じて周囲リンパ節を切除します。

 

化学療法  消化器・肝胆膵内科はこちら

転移や病変の広がりによって手術ができない場合や、手術後に再発した場合に勧められる治療です。がんの進行を抑えて長く生きられる効果、症状を和らげる効果が示されています。
近年は、症例によっては手術後の再発を予防するために一定期間化学療法を行う場合(術後補助化学療法)もあります。

 

臨床試験(治験)

標準的治療よりも優れた治療効果が期待されているけれどまだ医学的に効果が証明されていない治療法です。患者さんの同意と協力を得た上で試験的に行われる治療です。

 

放射線療法

肝臓や肺などに転移はないけれども、がんが局所で進行して大血管を巻き込んで手術ができない場合に行われます。化学療法を組み合わせて行うと治療の効果が高まることが期待できます。患者さんが手術を希望しない場合、体力的に手術ができない場合などに放射線治療を行うこともあります。またがんによる痛みなどの症状を緩和する目的で行うこともあります。

 

減黄治療  消化器・肝胆膵内科はこちら

黄疸がある場合は、胆道がんの治療の前に黄疸の治療を先に行います。黄疸が出ている状態では、肝臓の機能が障害されているため、手術や化学療法を行うことが困難だからです。黄疸に対する治療を減黄治療といいます。減黄治療にはERBD(内視鏡的逆行性胆管ドレナージ)とPTBD(経皮的経胆管ドレナージ)があります。ERBDは内視鏡を用いて十二指腸からカテーテルを挿入して胆汁をドレナージする方法です。PTBDは体表から肝臓内にカテーテルを挿入して体外に胆汁をドレナージする方法です。

緩和的治療

痛みなどのがんに伴う様々な苦痛をやわらげる治療です。患者さんの体と心の症状をやわらげ、患者さんの生活の質を保ちできるだけ健やかに過ごしてもらうことが目的です、がんと診断された時から、がんに対する他の治療と並行して必要に応じて対応します。

5年間の治療数、検査数

  2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
胆道癌化学療法 - 15 21 23 29 26 41
内視鏡的逆行性胆膵管造影検査(ERCP) 238 139 137 196 295 106 181
胆管内メタリックステント留置術 27 15 15 28 26 281 296
胆管内チューブステント留置術 75 50 71 131 221
十二指腸ステント留置術 4 15 8 10 13 22 21
超音波内視鏡検査(EUS) 148 175 194 146 94 222 232
経鼻経膵管ドレナージ膵液細胞診検査 35 19 17 6 2 25 14
超音波内視鏡下穿刺術(EUS-FNA) 38 112 76 90 89 107 111
スパイグラスによる胆道鏡 14 3 5 5 4 0 1
スパイグラスによる膵管鏡 0 4 4 2 0

診療実績

外科手術件数

疾患 術式 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年
胆膵

十二指腸腫瘍
肝切除+胆道再建術 3 1 4 0 3 4 3 6
拡大胆嚢切除術 5 1 1 1 1 5 0 3
膵頭十二指腸切除術 13 21 15 14 21 23 35 23
開腹膵体尾部切除術 8 12 16 13 13 13 9 9
腹腔鏡下膵体尾部切除術 0 0 0 0 2 3 7 10
膵部分切除など 0 0 0 0 0 0 0 0
その他 11 9 5 1 5 6 6 14
胆嚢疾患

結石
開腹胆嚢摘出術 4 15 4 2 0 4 7 3
腹腔鏡下胆嚢摘出術 26 13 3 5 8 14 20 12
総胆管切開術 0 2 0 0 0 0 1 0

治療成績

診療科

消化器・肝胆膵内科  肝胆膵外科

治療内容に応じて内科・外科でチーム医療を行っています。初診時にどちらを受診しても適切に診療を行います。

紹介時から治療までの期間

治療・検査内容 初診~入院までの期間:通常 担当診療科
検査入院 1~2週間 消化器・肝胆膵内科
化学療法 1~2週間 消化器・肝胆膵内科
手術 1~3週間 肝胆膵外科

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