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形成外科

更新日:2021年4月7日

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診療方針

形成外科の主な目的は、失われた機能および形態を回復することにあります。その対象疾患は、先天異常(主に外表奇形)・外傷(複雑な軟部組織損傷や顔面骨骨折など)・腫瘍(主に切除後の再建)・整容の4本柱からなっています。がんセンターという機能的かつ特色のある本施設での形成外科の主な役割は、この中でも腫瘍と整容が主な仕事となります。腫瘍では、切除後の再建や合併症の予防などに関与します。また整容の面では、患者さんの切除後の機能的、形態的な苦痛を最小限にする努力をいたします。具体的には切除後の拘縮や変形の治療等です。

形成外科の治療は単独ではなく、その総論の部分と各科の専門領域とを合わせることでさらに多くの治療が期待できます。専門各科が協力してチームを組み、さらなる質の高い治療を行うための役に立てれば幸いです。

 

診療内容

形成外科の治療手段は、創傷治癒の理論と手技および組織移植の理論と手技を基本としています。そのため、形成外科のみの疾患に限らず他科と関連した治療も対象となります。傷の治療そのものに関するものでは、術後の褥瘡や創治癒不良など。また各科との協力で合併症の予防や治療にあたることです。

リンパ管静脈吻合術によるリンパ浮腫治療

形成外科は、組織移植の一手段としてマイクロサージャリーを行っています。これは3mm以下の血管を顕微鏡下で吻合する技術です。この手技は、皮弁や筋皮弁の移植、指の再接着、最近では肝移植の肝動脈吻合など多くの手術に使われています。この手技をさらに修練すると1mm以下の血管を吻合するスーパーマイクロサージャリーという分野の手術が行えます。具体的には、皮弁などの採取部の血管の犠牲が必要最小限で済むことより、患者さんの負担をさらに少なくすることができます。また 0.3mm〜0.5mm のリンパ管の吻合も行えるようになります。

この手技により、リンパ浮腫の治療に顕微鏡下のリンパ管静脈吻合という新しい手術が行えるようになりました。これは今まで乳がんや子宮がん・前立腺がんなどの術後で、リンパ浮腫で悩んでおられた患者さんの新しい治療法として注目されています。侵襲が少ない手術であるにも関わらず効果が期待できる方法で、吻合本数を限れば局所麻酔で行うことも可能です。私自身は1985年よりマイクロサージャリーによる再建を始め、その経験を生かして2003年より大学で初めてリンパ浮腫の治療にリンパ管静脈吻合術を行ってから17年目となります。当院での最近の6年間は、リンパ浮腫のテラピストの資格を持つ数人の看護師さんによるリンパ浮腫ケア外来が発足したおかげで、手術だけでなく術前・術後の保存治療が十分行えるようになりました。保存治療である程度改善してから手術の適応を検討するようになり、症例数は年間10数例と落ち着いてきましたが、手術による効果がさらに長く維持され改善するようになりました。2014年は新しく保険採用となって急激に増えた乳房再建の影響で手術件数は減りましたが、その分保存治療が充実して年間のべ214人がケア外来を受診しています。リンパ浮腫の手術と術前・術後のケアがチームで行える数少ない施設として、引き続きこの治療を進めていきたいと思います。

乳房再建

2013年より人工乳房による乳房再建が保険診療可能となり、乳癌治療に伴う再建の選択枝が増えました。九州がんセンターでは、組織拡張器挿入とインプラント挿入による再建が一次・二次ともに行える認定施設でもあり、乳腺科と形成外科のチーム医療で、切除と再建の両方の適応を十分考慮した高度な治療が可能となっています。

※がんセンターで最終的にインプラントを挿入した患者さんで、1年以上形成外科を受診されていない方は受診予約をされて下さい。乳房再建症例にまれに起こる可能性のある悪性リンパ腫についての情報をお伝えいたします。過度な心配はいりませんが、定期的な診察が必要です。(別の施設でインプラントを入れられた方は、挿入したインプラントの情報はその施設で記録し、登録・管理してありますので、そちらでお尋ねください。)

腫瘍切除後の再建

がんの手術により、呼吸、食事、会話、整容など生命および社会生活において重要な機能が失われると、その後の生活に大きな支障を来します。当科では組織移植の手法を用いてこれらの障害を最小限に抑え、術後の合併症を減らすことでがん治療の質を側面から支えています。

診療実績

2012年よりリンパ浮腫ケア外来ができて保存治療である程度改善してから手術を行うようになり、また術後も保存治療をしっかり行うことで追加の手術が減り、症例数が年間10数例と落ち着いてきました。

2014年は、人工乳房による再建が保険適用となり、乳房再建が急激に増えた影響でリンパ浮腫の手術が減っています(ケア外来はその分増えています)。

2019年は、7月より組織拡張器とインプラントの一時的な供給不足により、症例が少なくなっています。

リンパ管静脈吻合術の症例数

症例数
2017年   7 例(年間延べ 311 人がケア外来受診)
2018年   9 例(年間延べ 420 人がケア外来受診)
2019年 10 例(年間延べ 458 人がケア外来受診)
2020年   8 例(年間延べ 264 人がケア外来受診)

乳癌の再建(植皮、皮弁、乳房再建)の症例数

症例数
2017年 24 例( 18 例が全摘後の乳房再建; 一次 13 例、二次 5 例)
2018年 20 例( 16 例が全摘後の乳房再建; 一次 16 例、二次 0 例)
2019年 13 例( 12 例が全摘後の乳房再建; 一次 12 例、二次 0 例)
2020年 16 例( 15 例が全摘後の乳房再建; 一次 13 例、二次 2 例)

腫瘍切除後の再建症例数(乳房以外)

症例数
2020年 73 例( 遊離皮弁 44 例、有茎皮弁 7 例、血行再建 5 例、神経再建 6 例)

担当医表

*診療科責任者
   
午前 初診 <休診日> 福島 淳一*
嶋本 涼
<休診日>   <休診日>
再診 <休診日> 福島 淳一*
嶋本 涼
<休診日> 福島 淳一*
嶋本 涼
<休診日>
受付時間 9時~11時
外来診察室 形成外科(Jブロック)
初診(初めて)の方 代表番号 TEL 092-541-3231
再診(再来)の方 予約センター TEL 092-541-3262
※紹介または受診の場合は、診療内容および予約の確認のため、上記に事前にご連絡ください。
※医師の学会出張や業務の都合による急な休診・代診が発生する場合がございます。
※初診時は絶食不要です。来院後は基本的に水分(水やお茶)のみ摂取可としていますが、食事をとりたい場合には必ずスタッフに確認をお願いいたします。

スタッフ紹介

形成外科 医長

福島 淳一

Junichi Fukushima

形成外科

頭頸部再建

形成外科 医師

嶋本 涼

Ryo Shimamoto

形成外科

頭頸部再建、乳房再建、リンパ浮腫

Junichi Fukushima

形成外科 医長

福島 淳一

Junichi Fukushima

所属診療科
形成外科
出身大学
九州大学(平成3年)
専門分野

頭頸部再建

資格および活動

資格
日本形成外科学会(専門医)
日本耳鼻咽喉科学会(専門医)

Ryo Shimamoto

形成外科 医師

嶋本 涼

Ryo Shimamoto

所属診療科
形成外科
出身大学
長崎大学(平成20年)
専門分野

頭頸部再建、乳房再建、リンパ浮腫

資格および活動

資格
日本形成外科学会(専門医)
日本耳鼻咽喉科学会(専門医)
日本がん治療認定医機構(がん治療認定医)

 

活動
日本頭頸部癌学会
日本マイクロサージャリー学会
日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会
日本創傷外科学会