臨床検査科
更新日:2023年2月1日
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九州がんセンター臨床検査科・病理診断科はISO15189認定施設です。
臨床検査科・病理診断科では2017年12月7日にISO15189認定を取得致しました(一般検査、血液学的検査、生化学的検査、輸血検査を含む免疫学的検査、微生物学的検査、生理学的検査、病理標本作成、病理診断)。この認定は、検体採取から検査報告までの一連の検査業務において、国際標準規格を満たしていることを示すものです。当科では、検査の品質維持において欠かせない、教育、文書管理、検体管理、機材・施設管理、精度保障を軸に、検査手順の可視化と手順に沿った実施及び記録、それらの運用の教育、監査及び評価というサイクルを確立し、より一層改善させることを目標としています。一つ一つの検査結果の信頼性向上が、患者さんへのさらなるサービス向上につながるよう、検査室一丸となって今後も継続的に努力して参ります。(文責 臨床検査科医長 田口健一)
診療方針
臨床検査科の検査室には微生物、生化学・免疫血清・一般、血液、生理、輸血の各検査室があります。スタッフは医師1名、臨床検査技師27名、検査助手1名で業務に取り組んでいます。
現時点では診療支援部門として位置づけられます。上記各検査室における業務は、以下の通りです。
- 担当臨床検査の受付・実施・結果報告・記録等の保管
- 担当臨床検査の精度保証
- 担当臨床検査にかかる情報提供並びに苦情処理
- 担当検査室の設備・機器・試薬の整備及び管理
- 担当検査室の環境整備(安全な作業環境整備、感染管理)
- 担当臨床検査にかかる検査手法の改良・新規検査の導入
- 担当臨床検査にかかる教育(部内・部外における勉強会の開催、他施設からの研修受諾)
- 担当臨床検査にかかる院内各部門とのコミュニケーション
- 担当臨床検査にかかる基礎的研究及び臨床的研究(学会・研究会での発表や論文作成)
- 担当臨床検査にかかる保存可能検体の保存・管理
- 担当検査室の業務改善
- 上記11項目に関する文書管理並びに情報の共有・公開
また、検査科各検査室共通並びに全体の病院に対する業務として、
- 臨床検査運営委員会事務局(臨床検査運営委員会規程に沿う)
- 緊急検査
- 外注検査検体管理並びに検査結果の処理
- 輸血管理室運営(輸血検査室、輸血療法委員会規程に沿う)
- 院内感染防止対策(ICT;微生物検査室、院内感染防止対策委員会規程に沿う)
- 栄養サポートチーム支援(NST;生化学・免疫血清・一般検査室、栄養サポートチーム委員会規程に沿う)
診療実績
検査件数基本データ
|
H28年度 |
H29年度 |
H30年度 |
R1年度 |
R2年度 |
一般検査 |
20,046 |
21,540 |
22,480 |
22,456 |
22,371 |
血液検査 |
200,864 |
211,055 |
216,628 |
225,205 |
213,060 |
生化学検査 |
1,214,372 |
1,275,678 |
1,364,521 |
1,416,175 |
1,438,392 |
免疫・血清検査 |
164,636 |
172,393 |
182,519 |
184,368 |
183,318 |
輸血検査 |
14,135 |
11,752 |
14,263 |
13,586 |
15,791 |
微生物検査 |
13,872 |
14,162 |
15,632 |
13,688 |
11,852 |
病理検査 |
11,702 |
12,383 |
11,707 |
11,269 |
11,183 |
細胞診検査 |
8,186 |
8,019 |
9,234 |
7,045 |
6,647 |
生理検査 |
22,340 |
21,539 |
21,347 |
21,504 |
20,199 |
総件数 |
1,670,153 |
1,748,521 |
1,858,331 |
1,915,296 |
1,922,813 |
病理解剖件数 |
13 |
4 |
4 |
9 |
4 |
スタッフ紹介