精巣腫瘍の情報
精巣腫瘍とは精巣(睾丸)に生じる腫瘍で20~30代の男性に多い腫瘍です。精巣腫瘍のほとんどは精巣がんであり治療が必要になります。
精巣腫瘍の診断
- 画像診断
超音波検査やMRIで精巣腫瘍の状態を確認し、精巣がんが強く疑われる際はCTやFDG-PETなどで全身を調べて転移の有無につき診断を行います。 - 腫瘍マーカー
腫瘍マーカーの採血(HCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)、AFP(α-フェトプロテイン)、LDH(血清乳酸脱水素酵素))を行い診断や治療の指標とします。 - 病理診断
精巣腫瘍の治療では下記のように最初に腫瘍とともに精巣を摘出します。摘出した腫瘍の組織を詳しく調べてどのような腫瘍がどこまで広がっているかを判断します。これを病理診断といい、病理診断の結果はその後の治療方針を決めるための重要な指針になります。結果は手術後2~3週間程度で判明します。