悪性リンパ腫・白血病・多発性骨髄腫・成人T細胞白血病/リンパ腫の情報
『国立がん研究センターがん対策情報センターがん情報サービス』のがんの解説をご覧ください。
(上記ページが表示されましたら、【血液・リンパ】をご選択ください。)
九州がんセンターは、福岡県がん診療連携拠点病院、医療機能評価認定病院です。 〒811-1395 福岡県福岡市南区野多目3丁目1番1号
更新日:2024年4月8日
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悪性リンパ腫や白血病、多発性骨髄腫などの血液・造血器腫瘍を中心に、専門的立場から最新の診断と治療を提供しています。血液・造血器腫瘍の治療は、病状に応じて化学療法や放射線療法、造血幹細胞移植などを行っています。無菌室を10室完備し、さまざまな種類の化学療法や造血幹細胞移植を行っています。日本最大の悪性リンパ腫および白血病の研究グループ(JCOGおよびJALSG)に所属し、最新の診断と治療の開発に携わっています。臨床治験にも数多く参加しています。
日本の医薬品開発においては、ドラッグロス(Drug Loss)やドラッグラグ(Drug Lag)が課題とされており、新しい医薬品や治療法が使えないことで患者さんの健康や医療の質に影響を与える可能性が指摘されています。当科では、積極的に治験を導入しドラッグロスやドラッグラグを解消する取り組みを行なっています。
最近では、安全に健康寿命を延ばす治療法の確立を目指して、がん免疫療法のひとつである細胞療法の開発に取り組んでいます。なかでも、現在開発中のATLに対する樹状細胞ワクチン療法では、2021年から薬事承認を目指した第2相医師主導治験を実施しています。
2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | |
悪性リンパ腫 | 100 | 99 | 112 | 99 | 87 |
(うちATL) | 7 | 8 | 11 | 12 | 11 |
白血病 | 37 | 21 | 21 | 28 | 27 |
(うちMDS) | 16 | 10 | 6 | 8 | 10 |
多発性骨髄腫 | 9 | 8 | 6 | 7 | 11 |
治療・検査内容 | 初診~入院までの期間:通常 | 担当診療科 | |
悪性リンパ腫 | 化学療法 | 初診当日~数週間 | 血液・細胞治療科 |
自家造血幹細胞移植 | 数日~数週間 | ||
急性白血病 | 化学療法 | 初診当日~数週間 | |
多発性骨髄腫 | 化学療法 | 初診当日~数週間 | |
自家造血幹細胞移植 | 数日~数週間 |