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喉頭がん(のどの下部)

喉頭がんの情報

喉頭は、声帯およびその周辺部位を指し、解剖学的には声門上・声門・声門下の3部位に分かれますが、声門下癌は極めてまれでほとんどが声門(60-70%)・声門上癌(30-40%)です。喉頭は発声器官であり、かつ空気の通り道です。このため喉頭癌になると、(1)声がかれる(2)息がしにくいという症状がおこります。声帯にできる声門癌はすぐに声がれの症状がでるため、早期癌の段階で診断される症例が大半を占めます。これに対して声門上癌は進行するまで症状が出ず、さらにリンパ節転移をおこしやすいため、声門癌に比べて予後が不良になります。

治療について

治療は、喉頭温存を目指して、chomoradioselection戦略による治療が原則ですが極めて早期のT1症例にたいしては放射線単独での治療をおこないます。また進行したT4症例に関しては下咽頭癌同様に手術を先行し術後照射を行う方針としています。声門上癌の手術の際には声帯温存手術を可能な限り行うようにしていますが、術後に誤嚥が生じると命取りになります。頭頚科では世界に先駆けて声門上の構造を皮弁で再建する方法を行い良好な術後機能の獲得を目指しています(Laryngoscope 2013)。治療成績は声門癌の5年生存率が早期癌で98%、進行癌で71%、声門上癌は早期癌で77%、進行癌で58%です。

診療実績

主たる手術

    2011年 2012年 2013年 2014年 2015年
喉頭癌 喉頭癌手術 9 10 14 16 14
ラリンゴ 3 3 6 7 4
喉頭部分切除 0 1 0 0 0
喉頭全摘術 6 6 8 9 10

治療成績

 

紹介時から治療までの期間

治療・検査内容 初診~入院までの期間:通常 担当診療科
手術+再建 3~4週間 頭頸科
化学放射線療法 1~2週間 頭頸科