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喉頭がん(のどぼとけ)

更新日:2023年4月3日

喉頭がんの情報

喉頭は、声帯およびその周辺部位を指し、解剖学的には声門上・声門・声門下の3部位に分かれますが、声門下がんは極めてまれでほとんどが声門(60-70%)・声門上がん(30-40%)です。喉頭は発声器官であり、かつ空気の通り道です。このため喉頭がんになると、(1)声がかれる(2)息がしにくいという症状がおこります。声帯にできる声門がんはすぐに声がれの症状がでるため、早期がんの段階で診断される症例が大半を占めます。これに対して声門上がんは進行するまで症状が出ず、さらにリンパ節転移をおこしやすいため、声門がんに比べて予後が不良になります。

治療について

治療は、喉頭温存を目指して、chomoradioselection戦略による治療が原則ですが極めて早期のT1症例にたいしては放射線単独での治療をおこないます。また進行したT4症例に関しては下咽頭がん同様に手術を先行し術後照射を行う方針としています。声門上がんの手術の際には声帯温存手術を可能な限り行うようにしていますが、術後に誤嚥が生じると命取りになります。頭頸科では世界に先駆けて声門上の構造を皮弁で再建する方法を行い良好な術後機能の獲得を目指しています(Laryngoscope 2013)。2012年4月から2021年3月までの当科の5年生存率は声門がんは81%ですが、声門上がんは56%です。

診療実績

主たる手術

    2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
喉頭癌 喉頭癌手術 16 32 18 25 13
ラリンゴマイクロサージャリー 8 16 7 11 7
喉頭部分切除術 3 11 2 9 0
喉頭全摘術 5 5 9 5 6

治療成績

 

紹介時から治療までの期間

治療・検査内容 初診~入院までの期間:通常 担当診療科
手術+再建 3~4週間 頭頸科
化学放射線療法 1~2週間 頭頸科