上咽頭がんの情報
上咽頭は、鼻のつきあたりの部位を指し、左右には耳があり、後上方に脳があり、前上方には眼があります。このため上咽頭がんになると、(1)鼻づまり(2)耳閉感・難聴(3)脳神経障害がおこります。上咽頭がんはリンパ節に転移しやすい性質を有するため(4)頸部リンパ節腫脹もおこします。上咽頭がんは頭頸部がんのなかでも稀な疾患で、福岡県で上咽頭がんにかかる患者さんの数は、1年間で40人程度です。
九州がんセンターは、福岡県がん診療連携拠点病院、医療機能評価認定病院です。 〒811-1395 福岡県福岡市南区野多目3丁目1番1号
更新日:2024年4月1日
上咽頭は、鼻のつきあたりの部位を指し、左右には耳があり、後上方に脳があり、前上方には眼があります。このため上咽頭がんになると、(1)鼻づまり(2)耳閉感・難聴(3)脳神経障害がおこります。上咽頭がんはリンパ節に転移しやすい性質を有するため(4)頸部リンパ節腫脹もおこします。上咽頭がんは頭頸部がんのなかでも稀な疾患で、福岡県で上咽頭がんにかかる患者さんの数は、1年間で40人程度です。
比較的進行するまで症状がなく、進行した状態で受診される患者さんが大半です。解剖学的位置から、手術をするのが極めて困難な部位ですが、幸いないことに放射線や化学療法の感受性が高いがんであり、治療は放射線と抗がん剤(化学放射線治療)が主体となります。
治療・検査内容 | 初診~入院までの期間:通常 | 担当診療科 |
手術+再建 | 3~4週間 | 頭頸科 |
化学放射線療法 | 1~2週間 | 頭頸科 |