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卵管がん・腹膜がん

更新日:2024年4月5日

卵管がん・腹膜がん の情報

腹膜がんは卵巣、卵管には異常がないのに腹腔内に卵巣がんと同様の癌が拡がっている場合に診断される癌です。腹腔の壁や腸や子宮、膀胱の表面を被っている腹膜という膜から発生する癌です。実は卵巣も腹膜に被われており、腹膜がんの一部とも言えます。

治療について

卵管に発生する癌は卵巣癌とほぼ同様の拡がりや性質を持っているため、卵巣がんと同様の手術と抗がん剤による治療を行います。一般に進行した場合は卵巣がんとの区別ができなくなるため、卵管がんと診断されるものは比較的早期の卵管に限局したものに限られるため、その数は統計上は少ないです。

腹膜がんは一般的に卵巣がんや卵管がんよりも進行していることが多く、手術や治療も困難ですが、腹水や胸水が溜まっていても抗がん剤が効く場合には手術と抗がん剤の治療を組み合わせることで劇的にその進行が抑えられます。

診療実績

悪性腫瘍及び合併症の手術の推移

  2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
子宮付属器悪性腫瘍手術 1 0 1 1 0 4 1 1 3
腹膜癌の手術 1 1 2 5 6 2 3 6 2
※2019年から卵管癌と腹膜癌の手術は卵巣癌手術に含む。

紹介時から治療までの期間

治療・検査内容 初診~入院までの期間:通常 担当診療科
手術 3~6週間 婦人科
化学療法 1~2週間 婦人科