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看護師特定行為研修

更新日:2024年2月15日

研修新着情報

看護師特定行為研修 第2報(2023.4.7掲載)

第一期修了生が誕生しました

 昨年6月1日に開講した当院の特定行為研修は、全ての講義履修と臨地実習を終え、3月15日に修了式を迎えることができました。修了式では藤院長より、「医師のタスクシェアというだけでなく、看護師自身のスキルアップ、そして結果として患者さんへ提供する医療の質が向上するということを目的として日々の看護にあたってほしい」との激励の言葉が贈られました。
 研修では多くの医師が研修生の指導に関わりましたが、その指導には医師の思考過程とともに、看護師としてどのようにアセスメントをしてほしいかという視点も含まれていました。この研修において医師と看護師がお互いの考えをじっくり聴くことで、今後よりいっそうお互いを理解し、それぞれの強みを活かして「病む人の気持ち」に応えていくことができるようになると思います。
 安全に特定行為を実施するために、修了生はさらに臨床トレーニング期間を経てから「特定看護師」として独り立ちします。研修を受けたことで看護師としてできることは増えましたが、それに驕ることなく、何が一番患者さんのためになるのかということを考えながら、チーム医療のキーパーソンとして活躍してくれることを期待しています。

 

 

 

看護師特定行為研修 第1報(2022.6.7掲載)

2022年度開講式を開催しました

 2022年6月1日に看護師特定行為研修の開講式を行ないました。当院が指定研修機関となって初めての研修であり、今年度は3名が第一期生として研修に臨みます。
 開講式では、研修責任者の森田副院長より、「質の高い医療を提供するためには、IT化や医療へのAI導入が進んでも最終的には人が考え判断することが重要であり、研修生には特定行為を行なう上での判断が正しくできるよう、その根拠を研修で学び今後の実践に活かしてほしい」とのお言葉をいただきました。
 これから10か月間、病院職員の皆様、臨地実習では患者さんご家族の皆様のご理解ご協力をいただきながら、医療の質の向上を目指し研修を実施していきたいと考えております。今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

 

看護師特定行為研修とは

これからの医療を支える研修制度です。
団塊の世代が75歳以上となる2025年に向け、今後の医療を支えるために保健師助産師看護師法が一部改正されました。
これにより、一定の研修を受けた看護師は、今まで医師がおこなっていた専門的な知識と技術が必要とされる特定行為(診療の補助)を医師・歯科医師があらかじめ作成した手順書(包括的な指示)によってタイムリーに行えるようになりました。
国は今後の急性期医療から在宅医療を支えていくこれらの看護師を計画的に養成しようとしており、そのために実施されるのが看護師特定行為研修です。

 

特定行為研修についての詳細は厚生労働省のウェブサイトをご覧ください。

厚生労働省ホームページ

 

 

特定行為に係る看護師の研修制度
(国民の皆さま向けポスター)

九州がんセンターの看護師特定行為研修

九州がんセンターでは、手術後や抗がん剤治療中の患者さん、緩和ケアを受けておられる患者さんに広く対応できる特定行為として、「腹腔ドレーン管理関連」「創部ドレーン管理関連」「栄養および水分管理に係る薬剤投与関連」「感染に係る薬剤投与関連」「術後疼痛管理関連」の5つの区分、6行為の研修を実施します。

腹腔ドレーン管理関連
・腹腔ドレーンの抜去
◀クリックすると各特定行為の説明が表示されます
 
創部ドレーン管理関連
・創部ドレーンの抜去
 
 
 

受講生募集について

2024年度 受講生募集について

詳細は募集要項をご確認ください。

  1. 受講要件
    1)日本国内における看護師免許を有すること
    2)看護師免許取得後、通算3年以上の実務経験を有すること
    3)所属施設長の推薦を有すること
    4)看護職賠償責任保険に加入していること
     
  2. 定員
    最大3名
    (5つの特定行為区分すべての履修が必須となります。希望する区分別科目のみの履修はできません。)
     
  3. 研修場所
    講義・演習・実習はすべて九州がんセンターでおこないます。
    *講義はeラーニングを利用しますが、がんセンターへのスクーリングが必要です。
     
  4. 研修期間
    2024年6月3日(月)~2025年3月31日(金)
    *臨地実習は9月上旬から12月末までの予定ですが、症例が経験できなかった場合に備え翌年の2月末までを予備期間としています。
     
  5. 審査料・受講料
    1)審査料:¥20,000- (出願時にお振込みが必要です)
    2)受講料
    独立行政法人国立病院機構の病院に所属する方  :¥445,000-
    独立行政法人国立病院機構以外の施設に所属する方:¥556,250-
    *研修のための宿泊及び交通費等は各自にて負担となります。
    3)利用できる教育訓練給付制度
    当院の特定行為研修は「特定一般教育訓練」の指定講座となっております。制度の詳細、手続きに関しましては厚生労働省ホームページ教育訓練給付制度のページをご確認ください。教育訓練給付制度を活用される場合、開講1か月前までにハローワークにおいて手続きが必要となりますのでご注意ください。
     
      
     
  6. 出願手続き
    1)出願期間:2024年3月1日(金)~2024年3月29日(金)当日必着
    2)提出書類:必要書類は募集要項を確認し、指定の様式があるものは冊子に付属しているものを使用してください。
     
    以下の2種類に関してはパソコン入力用にダウンロードができます。
     志願理由書(様式3)[word]
     推薦書(様式4)[word]
     
    お手元に募集要項がない場合は取り寄せることができます。
    送付先の郵便番号、住所、氏名、連絡先、必要部数を入力し、下記のアドレス宛にメールをお願いします。募集要項を郵送でお送りします。出願期限が近い場合、送付が間に合わないこともありますので、余裕をもってご連絡下さい。
       特定行為研修担当 E-mail:
     
  7. 選考方法
    書類選考、小論文、面接試験により行います。
    小論文、面接試験は2024年4月15日(月)に九州がんセンターで実施します。
    選考結果については2023年4月30日(火)にご本人、所属施設長宛に郵送致します。
     
  8. お問い合わせ先
    独立行政法人国立病院機構九州がんセンター
    特定行為研修担当者  樋口 マキ
    電話(代表):092(541)3231 (祝祭日を除く月~金曜日の9時~17時)
    E-mail: