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臨床研究センターについて

更新日:2022年4月1日

 

 九州がんセンターの臨床研究センターは、3つの研究部(臨床腫瘍研究部、腫瘍情報研究部、腫瘍病態研究部)に12研究室を擁するがんの基礎・臨床研究を行う部門です。他部門との連携を強化し、質の高いがんの基礎・臨床研究を推進して参ります。目の前の患者さんに対する実臨床と共に、がんの病態解明から治療法の開発・応用までの基礎・臨床研究に同時に取り組んでおります。安全でより有効な薬剤、治療法をいち早くがん患者さんに届けることが九州がんセンターとしての使命の一つであり、それを推進するのが臨床研究センターです。

センター長あいさつ

 江﨑 泰斗 Taito Esaki, MD. PhD

 九州がんセンターの臨床研究部門は臨床研究センターとして、3つの研究部(臨床腫瘍研究部、腫瘍情報研究部、腫瘍病態研究部)において、がんの基礎・臨床研究を行っています。

 臨床腫瘍研究部では、治験(企業主導、医師主導)、先進医療・特定臨床研究を含めた多数の臨床試験、臨床研究および新たな免疫療法の開発に取り組んでいます。腫瘍情報研究部では、医学統計家を配置し院内外の生物統計に関する支援・相談を行っています。腫瘍病態研究部では、病理学、遺伝学、生化学、分子生物学、細胞生物学的見地から、トランスレーショナル・リサーチにつながるバイオマーカー研究、腫瘍バンクなど、がんの基礎研究に取り組んでいます。

がんは遺伝子の病気といわれます。「がんゲノム医療の推進」は第3期がん対策推進基本計画で最大の目標に位置づけられています。当院はがんゲノム医療拠点病院として、臨床研究センタースタッフを中心としたがんゲノム・遺伝医療部により、がん遺伝子パネル検査とエキスパートパネル開催、結果に基づいた患者さんへの適切な医療の提供を進めています。

 倫理性、透明性、信頼性を確保して「ヘルシンキ宣言」、「医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令(GCP)」、「臨床研究法」、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」などを遵守した適正な臨床研究が行えるよう、研究者等の教育、利益相反管理、倫理審査委員会、モニタリングや監査などの体制整備を行い、総合的ながん研究の基盤を整えています。

 

 当院の理念である「病む人の気持ちを」という原点に立ち返る時、国民の健康を脅かす最大の疾患である「がん」を克服するためには、目の前の患者さんに対する実臨床に力を注ぐと共に、がんの病態解明から治療法の開発・応用までの基礎・臨床研究にも同時に取り組んでいくことが欠かせません。安全でより有効な薬剤、治療法をいち早くがん患者さんに届けることは九州がんセンターとしての使命の一つであり、臨床研究センターのスタッフ一同、全力で取り組んで参ります。

2022年4月1日