栄養管理室長あいさつ
近年、がんは医学の大きな進歩により、長くつきあう病気に変わってきました。しかし、がんは素因や治療などによる様々な症状から、食事が思うように摂れなくなったり、栄養状態に大きく影響をきたすこともしばしばあります。しかし、食事は、人生の楽しみの1つです。このような諸症状による苦痛を少しでも和らげ、前向きに治療と向き合って頂くためにも『食事を摂る』はとても大切なことだと考えています。私たち管理栄養士は、患者さんの様々な症状に対応できるよう、食べやすい食事の工夫を心がけ栄養(食事)管理をしています。患者さんやご家族の生活とお気持ちに寄り添いながら栄養指導や食事相談、栄養サポートチーム(NST)を通し、栄養管理に関する正しい情報の発信を積極的に行ってまいります。また、質の高い栄養管理を行ない、患者さんの栄養状態とQOL向上に寄与できるようスタッフ一丸となって邁進していきます。
栄養管理室長 上野 佳代子