放射線治療品質管理室

-安心安全な高精度放射線治療をめざして-

当院は2013年4月に放射線治療品質管理室を設置し、安全で高精度な放射線治療を行うために、日々精度管理に取り組んでいます。
2014年4月には放射線治療品質管理委員会を設置し、放射線治療の品質管理に関する総合的な体制を整備し、適切な運営と質の向上に取り組んでいます。

放射線治療品質管理室の活動

当院の放射線治療品質管理室は、安心・安全な高精度放射線治療を行うためにさまざまな線量検証を行っています。「線量検証はより安心・安全な治療を提供するために重要な作業です。」

ArcCHECK

ArcCHECKは円筒形でより人体に近い形状となっています。1386個のSunPoint半導体検出器がらせん状に配列されていて、360°どの方向からでもリアルタイムでのデータ収集が可能です。さらに、測定した値と治療計画装置からのプランを比較検証することが可能です。

Delta4

Delta4は直行2面に合計1069個の高性能p-typeシリコン半導体検出器を配列していて、さまざまな角度からの照射を検出可能です。また、一度の照射でマルチリーフコリメータの動きや線量分布の比較など幅広い解析が可能です。

評価点線量検証

電離箱線量計を用いた線量検証で、照射標的やリスク臓器に評価点を置いて、治療計画装置上の線量と測定した線量を比較・検証することが可能です。

Portal Dosimetry

Portal Dosimetryは放射線治療装置に付属している電子ポータル画像取得装置（EPID）を利用して、IMRTのフルエンス分布を検証するシステムです。EPIDを用いた線量検証では効率的に高い空間分解能で検証を行うことが可能です。

診療実績

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