スタッフ紹介
放射線治療専門医、放射線治療専門技師、放射線治療品質管理士、医学物理士、がん放射線療法看護認定看護師の専門スタッフで、各診療科と連携を取りながら患者さん中心のチーム医療を実践しています。
放射線治療科では乳癌の乳房温存術後照射や食道癌を含む消化器全般、婦人科領域、その他の悪性腫瘍等の放射線治療にも取り組んでいます。
九州がんセンターは、福岡県がん診療連携拠点病院、医療機能評価認定病院です。 〒811-1395 福岡県福岡市南区野多目3丁目1番1号
更新日:2024年4月15日
放射線治療専門医、放射線治療専門技師、放射線治療品質管理士、医学物理士、がん放射線療法看護認定看護師の専門スタッフで、各診療科と連携を取りながら患者さん中心のチーム医療を実践しています。
放射線治療科では乳癌の乳房温存術後照射や食道癌を含む消化器全般、婦人科領域、その他の悪性腫瘍等の放射線治療にも取り組んでいます。
TrueBeamSTxの特長
TrueBeamSTxで治療する推奨疾患
TrueBeamの特長
TrueBeamで治療する推奨疾患
Radixact X9の特長
Radixact X9で治療する推奨疾患
フレキシトロンHDRとは
Ir-192密封小線源を用いて腫瘍にピンポイントで放射線照射を行う治療装置で、Nucletronアフターローディングシリーズの最新の装置です。
当院では全国的にも珍しく、RALS室内にCTシミュレータを有しています。このシステムによりIGBT(画像誘導密封小線源治療)が可能であり、高精度な治療を提供できます。
RALS(高線量率小線源治療)
腫瘍に対して体の中から放射線を照射(内部照射)する治療法で、適応疾患の代表的なものに子宮頸癌があります。子宮頸癌では、子宮腔内、膣円蓋にそれぞれタンデム、オボイドと呼ばれる管(アプリケータ)を挿入し、管を通して放射線を出す物質(線源)を腫瘍のすぐ近くまで移動させることで、体の中から腫瘍に対して効果的に放射線を照射することができます。
IGBT(画像誘導密封小線源治療)
アプリケータを挿入した後にCTを撮影し、その画像を用いて3次元的に治療計画を行います。3次元の画像を用いて治療計画を行うことで、線源と腫瘍および正常臓器(直腸や膀胱)の位置関係を詳細に把握できます。腫瘍に対してより正確に線量を処方し、かつ正常臓器の線量を低減することができるため、副作用の少ない高精度な放射線治療を行うことが可能です。
フレキシトロンHDRで治療する推奨疾患
1.受付
高精度放射線治療センターEブロックの受付で、名前を確認します。
Eブロック受付
2.診察
放射線治療の問診票に記入後、放射線治療医、看護師による診察を行います。放射線治療を進めていく上で不安などをお伺いし、治療の効果や副作用などについても十分に説明を行います。
3.CT撮影
放射線治療と同じ姿勢で計画CTを撮影し、必要に応じて治療する部位の固定具作成を行います。
放射線治療計画用CT装置
4.治療計画の立案
放射線治療医があなたに最適な治療計画を立てます。また、治療開始までに多くの線量検証を行い、安全かつ高精度な放射線治療を担保します。
放射線治療の設計図 |
放射線治療の検証についてはこちらをご参照下さい。
高精度放射線治療についてはこちらをご参照下さい。 |
※ 赤いラインは治療部位で線量が多く、青いラインは正常臓器領域で出来る限り線量を少なくした線量分布です。
正常臓器などを避け、腫瘍を集中的に照射する高精度な治療が可能です。
5.放射線治療開始
放射線治療は月~金の週5日(土・日・祝日は除く)続けて行います。
治療時間は約15分程度です。(入室から退室まで)
治療中に痛みを伴うことはありません。
6.診察
週に1回または随時診察を行い、治療効果や副作用の有無を確認します。
7.治療終了(経過観察)
放射線治療終了後は、各診療科にてその後の治療や経過観察を受けていただきます。
がん診療連携拠点病院において、放射線治療用照射装置の出力線量の品質管理は自施設で実施することに加えて、第三者による出力線量測定に参加することが強く推奨されています。
当院の放射線治療装置(TrueBeamSTx、TrueBeam、ONCOR)は、第三者評価機関である公益財団法人医用原子力技術研究振興財団による出力線量評価を受けております。
公益社団法人日本放射線腫瘍学会より、安全かつ高精度の放射線治療を推進することを目的として策定された認定施設規程の施設審査に合格し、認定を受けています。