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活動内容

掲載日:2022年11月21日

GEMチームとは

 高齢者のがん治療と日常生活の自立の両立を支えるチームです。医師、看護師、薬剤師、理学療法士、心理士、管理栄養士、医療ソーシャルワーカー等の多職種で、高齢者のケア・支援を行っています。

GEMチームの目標

多職種で協同して、高齢がん患者さんにとって「Age-Friendlyな病院」に!

 

Age-Friendlyとは?

「Age-Friendlyな病院」には、4Ms (What Matters=価値観、Medication=薬剤、Mentation=認知・精神、Mobility=移動)と呼ばれる、高齢者診療において重要な4つの要素に関して、根拠に基づいた質の高いケアを提供することが必要とされています。
出典: Institute for Healthcare Improvement. (2022). The 4Ms Age-Friendly Framework.:
http://www.ihi.org/Engage/Initiatives/Age-Friendly-Health-Systems/Pages/default.aspx

 

これまでのGEMチームの取り組みをご紹介します。

  1. 外来におけるG8の導入
     高齢者総合的機能評価 (CGA: Comprehensive Geriatric Assessment)のスクリーニング方法であるG8ツールを外来で導入しました。当院を初めて受診する75歳以上の患者さんに、外来看護師がG8の評価項目を問診し、G8の点数をつけて、医師が診察を開始する時点で、その結果が分かるようにしました。医師はG8をがん診療の早期から知ることができ、一部の患者さんの治療方針を決定する前に老年腫瘍科にCGAを依頼しています。
     
  2. 病棟における総合機能評価の導入
     総合機能評価は、入院後早期に高齢患者さんの基本的な日常生活能力、認知機能、意欲などについて評価そして介入を行う取り組みです。当院では入退院支援センターにおいて日常生活能力の評価を実施し、この結果を入院後評価の参考にしています。GEMチームが関係部署の理解と協力を得て、総合機能評価を全病棟に入院する75歳以上の患者さんに実施できるようになりました。
     
  3. 不眠時指示の統一
     GEMチームは、薬剤部の協力を得て、高齢患者さんが入院時に使用することが多い不眠時指示を従来当院で使用されていたベンゾジアゼピンから、せん妄や転倒リスクが低い、メラトニン受容体作動薬やオレキシン受容体拮抗薬に病院全体で変更しました。この取組により、「潜在的に不適切な薬剤」(PIMs: Potentially Inappropriate Medications)の使用を減らすことにつながりました。
     
  4. LAWSの普及活動
     老年腫瘍科で作成したLAWS (Leg And Walking Self-exercise:「自分でできる下肢運動とウォーキング」)と呼んでいるセルフエクササイズの動画をGEMチームのコアメンバーで作成しました。高齢がん患者さんの身体機能低下を防ぐ為に、GEMチームでLAWSの普及活動に取り組んでいます。
     このLAWSの動画はトピックスのページで閲覧できます。