がん診療連携拠点病院
2019年3月25日 厚生労働大臣より「都道府県がん診療連携拠点病院」に指定更新されました。
「がん診療連携拠点病院」とは、全国どこでも「質の高いがん医療」を提供することを目指して、都道府県知事による推薦をもとに、厚生労働大臣が検討会の意見を踏まえて、指定した病院です。
がん診療連携拠点病院には「都道府県がん診療連携拠点病院」と「地域がん診療連携拠点病院」があります。「都道府県がん診療連携拠点病院」は各都道府県におけるがん医療の中心的な役割を担う病院です。 九州がんセンターは図のように福岡県における都道府県がん診療連携拠点病院です。
国のがん診療連携拠点病院の整備指針では都道府県がん診療連携拠点病院は基本的に各都道府県に1カ所の施設とされていますが、九州がんセンターと九州大学病院はともにがん医療のトップクラスの施設であり、両者の施設の機能的役割分担が明確で、相互の連携によって相乗効果が期待できるという審査評価を得て、両施設が指定を受けたものです。
福岡県のがん診療連携拠点病院制度の特徴は、福岡県を4ブロック(福岡、筑後、筑豊、北九州)に分け、各ブロックに地域がん診療連携拠点病院を配置している点です。
都道府県がん診療連携拠点病院 |
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九州がんセンター |
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地域がん診療連携拠点病院 |
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福岡ブロック |
九州医療センター |
筑後ブロック |
久留米大学病院 |
筑豊ブロック |
飯塚病院 |
北九州ブロック |
北九州市立医療センター |
地域がん診療病院 |
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福岡大学筑紫病院(福岡ブロック) |
九州がんセンターの役割は「福岡県がん診療連携協議会」を設置し、各ブロックのがん診療連携拠点病院間の連携調整を行うこと、院内がん登録の推進、緩和ケアの推進、地域との連携となっており、九州大学病院はがん専門医療従事者の育成・研修、地域がん診療連携拠点病院への医師派遣、症例相談、臨床研究の推進となっております。九州がんセンターのがん診療連携拠点病院としてのこれまでの取り組みなどについては広報誌をご覧下さい。
「福岡県がん診療連携協議会」の内容ならびにこれまでの取り組みについては議事録をご覧下さい。