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褥瘡対策チームについて

更新日:2024年4月11日

褥瘡対策チーム長あいさつ

褥瘡(じょくそう)は、「とこずれ」とも呼ばれ、皮膚に圧迫や摩擦が加わることで血流が悪くなり、皮膚やその下にある組織が障害された状態をさします。褥瘡があると、痛みや苦痛が生じて患者さんのQOL(生活の質)を低下させてしまいます。

褥瘡対策チームは、患者さんのQOLの向上を目指し、形成外科医師、皮膚・排泄ケア認定看護師、病棟看護師、栄養士、理学療法士など多くのメンバーで活動しています。具体的には、ベッドサイド回診を行い、患者さんに寄り添いながら褥瘡予防対策、褥瘡の処置やケアの方法を検討しています。

最近では通常の褥瘡のみならず、手術の時などに医療機器に関連して生じる褥瘡(MDRPU)や、加齢や治療で弱くなった皮膚に生じる皮膚損傷(スキンテア)、手術室で生じる皮膚障害に対しても取り組みを広げています。特に手術室の皮膚障害に関しては取り組みを始めて以降、発生数が半数に減少しています。

患者さんが安心してがん治療に専念できるよう質の高い褥瘡ケアをおこなっています。

 

2024年4月

副院長(褥瘡対策チーム長)  益田 宗幸

褥瘡対策チームとは

褥瘡発生の危険性が高い患者さんに対して、医師・皮膚排泄ケア認定看護師・病棟看護師・ 栄養士・理学療法士などの多職種のスタッフが集まり、褥瘡対策を行うチームです。