婦人科このページを印刷する - 婦人科

取り扱う疾患

  • 子宮頸がん
  • 子宮頸部上皮内腫瘍
  • 子宮体がん
  • 子宮内膜増殖症
  • 子宮肉腫
  • 卵巣がん・卵管がん・腹膜がん
  • 卵巣腫瘍(良性、境界悪性、転移性)
  • 外陰がん
  • 外陰上皮内腫瘍
  • 腟がん
  • 腟上皮内腫瘍
  • 絨毛性疾患(胞状奇胎、絨毛癌)

診療方針・特色

当がんセンターの基本理念に沿って、患者さん・ご家族の気持ちを大事にして診療を行うことを第一の基本方針としています。スタッフは常勤医7名、非常勤医1名の8名で、診療はチーム医療を原則としています。
患者さんに最適な治療を提供するためには、治療を選択する前に、各種がんの特徴を知り、組織学的特徴、がんの拡がりを的確に評価することが重要です。これらの評価に基づいて、カンファレンスを行って治療方針を決めています。
一般的にがんの治療は患者さんの負担が大きな治療が多いのですが、早期がんに対する低侵襲手術(腹腔鏡手術、ロボット支援手術)にも取り組み、後遺症が少なく生活の質(QOL)を考慮した縮小・個別化した治療を行っています。一方で進行がんに対しては、生命予後改善のための手術、放射線治療、抗がん薬治療を組み合わせた集学的治療を多職種と連携しながら行い、治癒の可能性が高くなるように心がけています。

診療内容

子宮頸がんはI、II期の場合は手術と放射線治療の治療成績がほぼ同等であり、患者さんの病状や希望も考慮して治療法を選択します。III、IV期の場合は抗がん薬治療と放射線治療を併用した同時化学放射線治療や抗がん薬治療が行われます。放射線治療は外部照射と腔内照射を併用して行います。
子宮体がんの治療の原則は手術であり、子宮と卵巣、卵管、リンパ節を摘出するのが基本の術式です。早期と予想される子宮体がんに対しては腹腔鏡手術やロボット支援手術が導入されています。転移がある進行がんや再発リスクが高い場合には、術後追加治療を行います。
卵巣がん・卵管がん・腹膜がんは初期には症状が出にくく、症状が出た時には腹腔内に拡がった進行がんが多いという特徴があります。一部の早期卵巣がんは手術のみで治療しますが、多くの場合は手術と抗がん薬治療を行います。初回の手術が難しい場合には、抗がん薬治療を先に行い手術を途中で行う場合もあります。遺伝性乳がん卵巣がん症候群に対する予防的手術も行っています。
外陰がんや腟がんは比較的まれな婦人科悪性腫瘍です。外陰がんの治療は手術が基本ですが、手術が困難な場合や術後追加治療として放射線治療も行います。腟がんの多くは放射線治療や抗がん薬治療と放射線治療を同時に行う治療を行います。

診療実績

疾患 進行期 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
子宮頸がん
I 44 30 24 33 32
II 13 17 18 11 3
III 11 8 20 22 25
IV 7 5 7 9 6
75 60 69 75 66
子宮体がん
I 48 42 51 42 46
II 4 4 4 6 4
III 5 10 8 8 15
IV 10 9 4 7 6
67 65 67 63 71
卵巣がん
(境界悪性含む)
卵管がん
腹膜がん
I 18 12 20 19 25
II 5 2 7 2 2
III 17 12 20 19 7
IV 2 5 4 6 7
42 31 51 46 41
その他 6 4 5 8 6
  合計 190 160 192 192 184