外陰がん
疾患名
外陰がん 外陰パジェット病
疾患の説明
外陰がんは外陰部にできるがんで、その70%は大陰唇や小陰唇から発生します。婦人科悪性腫瘍の3-5%程度を占めるまれながんです。
外陰がんの大部分は扁平上皮癌であり、その前がん病変が外陰上皮内腫瘍(VIN)です。また外陰パジェット病という上皮内腫瘍、そこから発生するがんもあります。
初期の症状として最も多いのは掻痒感であり、外陰がんになると痛みや腫瘤を自覚することが多くなります。
病期(ステージ)の分類ですが、I期は外陰に限局した場合、II期は隣接した会陰部組織(尿道・腟・肛門)に軽度広がるが鼠径リンパ節転移のない場合、III期は原発巣がI-II期の状態で鼠径リンパ節転移がある場合、IV期は隣接した会陰部組織に深く広がる場合や遠隔転移を認める場合となります。
外陰がんの治療は手術療法が基本ですが、切除範囲が広い場合には形成外科的な再建術を要する場合もあります。高齢で合併症をもつ患者さんも多く、がんの種類や広がり、全身状態なども評価して治療方針を決めています。
外陰がんの大部分は扁平上皮癌であり、その前がん病変が外陰上皮内腫瘍(VIN)です。また外陰パジェット病という上皮内腫瘍、そこから発生するがんもあります。
初期の症状として最も多いのは掻痒感であり、外陰がんになると痛みや腫瘤を自覚することが多くなります。
病期(ステージ)の分類ですが、I期は外陰に限局した場合、II期は隣接した会陰部組織(尿道・腟・肛門)に軽度広がるが鼠径リンパ節転移のない場合、III期は原発巣がI-II期の状態で鼠径リンパ節転移がある場合、IV期は隣接した会陰部組織に深く広がる場合や遠隔転移を認める場合となります。
外陰がんの治療は手術療法が基本ですが、切除範囲が広い場合には形成外科的な再建術を要する場合もあります。高齢で合併症をもつ患者さんも多く、がんの種類や広がり、全身状態なども評価して治療方針を決めています。
検査
外陰の色素病変、外陰腫瘤を認める場合は拡大鏡で詳しく観察し、組織診を行います。
VINや初期病変は肉眼的には平坦もしくはわずかに隆起した病変が多く、色調はさまざまです。外陰がんの場合は腫瘍の大きさや占拠部位、周辺臓器への広がりも確認します。鼠径リンパ節に転移しやすいため、触診しリンパ節が腫れていないかを確認します。
外陰がんの場合、病期(ステージ)を推定し治療方針を決めるためには、MRI検査やCT検査を行います。外陰がんに関連の強い腫瘍マーカー検査も行います。
膀胱や尿道への広がりが疑われる場合は膀胱鏡、肛門や直腸への広がりが疑われる場合は下部消化管内視鏡検査なども考慮します。リンパ節転移や遠隔転移の有無を見るためには、PET-CTも有用です。
VINや初期病変は肉眼的には平坦もしくはわずかに隆起した病変が多く、色調はさまざまです。外陰がんの場合は腫瘍の大きさや占拠部位、周辺臓器への広がりも確認します。鼠径リンパ節に転移しやすいため、触診しリンパ節が腫れていないかを確認します。
外陰がんの場合、病期(ステージ)を推定し治療方針を決めるためには、MRI検査やCT検査を行います。外陰がんに関連の強い腫瘍マーカー検査も行います。
膀胱や尿道への広がりが疑われる場合は膀胱鏡、肛門や直腸への広がりが疑われる場合は下部消化管内視鏡検査なども考慮します。リンパ節転移や遠隔転移の有無を見るためには、PET-CTも有用です。
治療
VINやパジェット病は必要性に応じて手術切除やレーザー蒸散術を行います。イミキモドという外用薬も効果がある場合もあります。
外陰がんの場合は可能であれば手術を考慮しますが、病期(ステージ)がI期やII期の場合は原発巣を切除し、転移しやすい鼠径リンパ節の生検や郭清を行います。
鼠径リンパ節転移の疑いがない早期の外陰がんは、センチネルリンパ節(SLN)同定手術の良い適応です。SLNに転移がない場合は、郭清を省略し術後合併症を減らすことができます。
一方でIII期やIV期の進行外陰がんにおいては、転移リンパ節の系統的郭清が重要ですし、病巣切除後の修復が難しい場合は形成外科医との連携を行って再建することが必要になります。
術後の組織検査で再発リスクを評価し、再発リスクが高い場合には術後の放射線治療や同時化学放射線治療を行います。
術後の合併症としては、リンパ節郭清を行った場合の下肢リンパ浮腫、創部感染や離開などの頻度が高いです。
高齢や内科的合併症のため手術が難しい場合に、根治的放射線治療が考慮されます。
臨床的に転移を認めない場合でも鼠径部を、臨床的に鼠径リンパ節転移を認める場合は骨盤リンパ節領域まで治療範囲とします。この場合も可能であれば同時化学放射線治療を考慮します。
手術が不可能な遠隔部位への広がりがある場合は、抗がん剤治療も考慮します。
外陰がんの場合は可能であれば手術を考慮しますが、病期(ステージ)がI期やII期の場合は原発巣を切除し、転移しやすい鼠径リンパ節の生検や郭清を行います。
鼠径リンパ節転移の疑いがない早期の外陰がんは、センチネルリンパ節(SLN)同定手術の良い適応です。SLNに転移がない場合は、郭清を省略し術後合併症を減らすことができます。
一方でIII期やIV期の進行外陰がんにおいては、転移リンパ節の系統的郭清が重要ですし、病巣切除後の修復が難しい場合は形成外科医との連携を行って再建することが必要になります。
術後の組織検査で再発リスクを評価し、再発リスクが高い場合には術後の放射線治療や同時化学放射線治療を行います。
術後の合併症としては、リンパ節郭清を行った場合の下肢リンパ浮腫、創部感染や離開などの頻度が高いです。
高齢や内科的合併症のため手術が難しい場合に、根治的放射線治療が考慮されます。
臨床的に転移を認めない場合でも鼠径部を、臨床的に鼠径リンパ節転移を認める場合は骨盤リンパ節領域まで治療範囲とします。この場合も可能であれば同時化学放射線治療を考慮します。
手術が不可能な遠隔部位への広がりがある場合は、抗がん剤治療も考慮します。