子宮頸がん
疾患名
子宮頸がん
疾患の説明
子宮は女性の骨盤にある臓器で、子宮の下部にある「子宮頸部」と上部にある「子宮体部」に分けられます。
子宮頸がんは子宮頸部の粘膜(上皮)から発生する癌で、ほとんどの場合、子宮頸部上皮内腫瘍(CIN)や上皮内腺がん(AIS)という前がん病変を経てがんになり、その発がんにおいて高リスクのヒトパピローマウイルスが関与しています。
扁平上皮癌という種類が約8割、腺癌が約2割を占めています。
子宮頸がんの病期(ステージ)の分類ですが、がんが子宮頸部にとどまる場合がI期、がんが子宮頸部周囲にわずかに広がる場合がII期、がんが骨盤内で大きく広がる場合や骨盤、大動脈周囲のリンパ節に転移した場合がIII期、膀胱や直腸粘膜までがんが広がる場合や遠隔部転移を認める場合がIV期となります。
前がん病変や初期癌ではほとんど症状はありませんが、がんが大きくなると不正出血、帯下(おりもの)、痛みなどの症状が出てきます。
子宮頸がんは子宮頸部の粘膜(上皮)から発生する癌で、ほとんどの場合、子宮頸部上皮内腫瘍(CIN)や上皮内腺がん(AIS)という前がん病変を経てがんになり、その発がんにおいて高リスクのヒトパピローマウイルスが関与しています。
扁平上皮癌という種類が約8割、腺癌が約2割を占めています。
子宮頸がんの病期(ステージ)の分類ですが、がんが子宮頸部にとどまる場合がI期、がんが子宮頸部周囲にわずかに広がる場合がII期、がんが骨盤内で大きく広がる場合や骨盤、大動脈周囲のリンパ節に転移した場合がIII期、膀胱や直腸粘膜までがんが広がる場合や遠隔部転移を認める場合がIV期となります。
前がん病変や初期癌ではほとんど症状はありませんが、がんが大きくなると不正出血、帯下(おりもの)、痛みなどの症状が出てきます。
検査
子宮頸がんの検査としては、通常まず子宮頸部の細胞診を行います。
細胞診で異常を認めた場合、がんになるリスクが高い種類のヒトパピローマウイルス(HPV: Human Papillomavirus)の感染を調べるハイリスクHPV検査を行うこともあります。
子宮頸部上皮内腫瘍(CIN)や上皮内腺がん(AIS)や子宮頸がんが疑わしい場合は、コルポスコープ(腟拡大鏡)を行い、病巣部位を確認し組織診を行います。内診や超音波検査も行います。
子宮頸がんと診断された場合は、内診・直腸診で子宮頸部周囲へのがんの広がりを触診で評価し、MRI検査やCT検査でがんの広がりや転移の有無を画像的に評価します。PET-CTで転移の評価を行う場合もあります。
膀胱や直腸へがんが広がっている可能性があるときは、膀胱や直腸の内視鏡検査を行って浸潤の有無を確認します。
細胞診で異常を認めた場合、がんになるリスクが高い種類のヒトパピローマウイルス(HPV: Human Papillomavirus)の感染を調べるハイリスクHPV検査を行うこともあります。
子宮頸部上皮内腫瘍(CIN)や上皮内腺がん(AIS)や子宮頸がんが疑わしい場合は、コルポスコープ(腟拡大鏡)を行い、病巣部位を確認し組織診を行います。内診や超音波検査も行います。
子宮頸がんと診断された場合は、内診・直腸診で子宮頸部周囲へのがんの広がりを触診で評価し、MRI検査やCT検査でがんの広がりや転移の有無を画像的に評価します。PET-CTで転移の評価を行う場合もあります。
膀胱や直腸へがんが広がっている可能性があるときは、膀胱や直腸の内視鏡検査を行って浸潤の有無を確認します。
治療
大多数を占める扁平上皮癌では、手術と放射線療法は同程度の治療効果を持っています。
癌の進行の程度や患者さんのその他の状態により治療方法を選択することが原則です。
一般的にI、II期には手術、放射線治療のいずれかが主治療として選択され、III、IV期では放射線治療と抗がん剤治療の併用が行われます。
手術療法
初期癌の場合は、できるだけ合併症が少なく、患者さんの負担の少ない縮小した手術治療が選択されます。
初期癌かどうかを調べるために、子宮頸部円錐切除術という検査のための小手術が必要なこともあります。
子宮頸がんの手術としては、広汎子宮全摘出術というリンパ節も一緒に摘出する大きな手術が標準的な手術となります。
腺癌は、放射線治療の効果がやや落ちるため、手術可能であれば手術を選択します。
術後の病理診断で再発リスクが高い場合には、術後に放射線治療や同時化学放射線治療の追加を行います。
放射線治療
放射線治療は外部から放射線を照射する外部照射と子宮内に線源を挿入する腔内照射の2方法を併用して行います。
これらの治療は放射線治療の専門医が精密な放射線治療機器を用いて行います。
放射線療法に少量の抗がん剤を併用すると治療効果が増すことがわかり、抗がん剤を併用する同時化学放射線治療が標準治療となっています。
2010年からは強度変調放射線治療(IMRT)も開始し、病変には高線量を投与しつつ、周囲の正常組織の無駄な被ばくを減らして治療することも行っています。