メルケル細胞がんこのページを印刷する - メルケル細胞がん

疾患名

メルケル細胞がん

疾患の説明


(図8)メルケル細胞がん
まれな神経内分泌腫瘍の一つで、高齢者の顔面や上肢に好発します。光沢のある赤い腫瘤を呈する場合(図8)や、皮膚表面には変化がなく皮下腫瘤として発見される場合があります。発症の原因として、メルケル細胞ポリオーマウイルスの感染がきっかけになる場合と、紫外線が発症のきっかけになる場合があります。急速に増大し、転移しやすい性質があります。また原発巣が見つからず、リンパ節転移や遠隔転移のみが発見される場合があります。

検査

組織学的な細胞形態からは肺小細胞がんからの皮膚転移、悪性リンパ腫、メラノーマなどとの見分けが難しい場合がありますが、サイトケラチン20という分子がメルケル細胞がんに特徴的で、免疫染色が有用です。
またCTやPET-CTによる転移の検索を行います。画像検査で明らかな転移が見つからなかった場合に、顕微鏡的なリンパ節転移を検出するセンチネルリンパ節生検を行うことがあります。

治療

転移がない場合は手術が第一選択です。手術の後に放射線療法を追加することもあります。手術ができない場合は放射線療法や免疫チェックポイント阻害薬による治療を行うことがあります。

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