血管肉腫このページを印刷する - 血管肉腫

疾患名

血管肉腫

疾患の説明


(図7)血管肉腫
高齢者の頭部や顔面に好発するまれな皮膚がんで、外傷をきっかけに発症することがあるため、頭の傷が治りにくい、出血が続くといった症状がある場合は注意が必要です。その他、乳がんや子宮がんの手術後などで長い間リンパ浮腫が続いた腕や脚、あるいは放射線治療を受けた皮膚に発生することもあります。最初は紫斑(皮下出血)のように見えますが、急速に拡大して腫瘤を形成します(図7)。また肺転移を起こしやすい性質があります。

検査

皮膚生検で不規則な管腔構造を形成しながら増殖する内皮細胞様の腫瘍細胞を認めます。腫瘍細胞は免疫染色で血管、リンパ管いずれのマーカーも発現することが特徴です。
局所では深達度を評価するためにMRIを撮影します。また転移を起こしやすいためCTやPET-CTでの画像検索を行います。

治療

手術で治療できることは少なく、非常に治療の難しい皮膚がんですが、化学療法と放射線療法の併用によって次第に治療成績が向上してきています。化学療法にはパクリタキセルやドセタキセルなどのタキサン系の抗がん剤を用います。またパゾパニブやエリブリンなどの軟部肉腫に使用される抗がん剤が有効なこともあります。

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