肺がんこのページを印刷する - 肺がん

疾患名

肺がん

検査

ステージ(病期)を判定する検査
造影検査。胸部および上腹部CT、FDG-PET、頭部MRなどの画像所見にて病巣の広がりを判定します。
身体状況を把握するための検査
安全に治療が実施できるように肺機能検査、心電図検査や心臓エコー検査、各種血液検査などにて全身の状況を把握します。
確定診断のための組織学的検査
ステージに応じて手術、気管支鏡、超音波気管支鏡(EBUS)、CTガイド下肺生検、胸腔鏡下生検などにて組織を採取し、迅速な診断を行います。

治療

画像諸検査で判断するステージに基づいて治療方針を決定します。
a.ステージI
肺癌が一か所にとどまる状態です。基本的に手術により手術中の組織学的確定診断と根治切除を同時に行います。
b.ステージII
肺癌のサイズが大きい場合と肺の根元のリンパ節(肺門リンパ節)に転移がある状態です。ステージIと同様に手術で組織学的確定診断と治療を先行する場合と、抗がん剤や放射線による先行治療(導入療法)後に根治切除をする場合があります。
c.ステージIII
胸腔内のリンパ節(縦郭や鎖骨上窩)に転移がある場合や、縦郭に存在する臓器や部位へ浸潤した状態です。切除が可能な場合は抗がん剤や放射線による導入療法後に根治切除をする場合と、切除が難しい場合には根治的な化学放射線併用療法を選択する場合があります。
d.ステージIV
血液やリンパの流れによって肺癌が全身へ広がった状態、または胸腔内へ散布されている(胸膜播種)状態です。組織生検を必ず施行し、組織型やがん遺伝子の変異(同じ組織型でも各個人で異なる)を確認して抗がん剤の選択を行います。抗がん剤には従来から用いられてきた細胞障害性抗がん剤、2000年に入り開発が急速に進んでいる分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤があり、また2024年からは後退薬物複合体(ADC)や二重特異性抗体などの新しい薬剤が次々と認可されており、治療成績のさらなる向上が期待されています。

当院で担当している診療科

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