小児・思春期腫瘍科このページを印刷する - 小児・思春期腫瘍科

取り扱う疾患

血液疾患、血液腫瘍
免疫性血小板減少症、再生不良性貧血、急性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病、混合性あるいは分類不能型白血病、骨髄異形成症候群、慢性骨髄性白血病、若年性骨髄単球性白血病、非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、ランゲルハンス細胞組織球症など
固形腫瘍
神経芽腫、横紋筋肉腫、胚細胞性腫瘍、ユーイング肉腫、骨肉腫、その他稀な骨軟部腫瘍、肝・腎腫瘍、悪性黒色腫、頭頚部がん、脳腫瘍(脳幹部腫瘍、神経膠腫、他、手術不能脳腫瘍)など

診療方針・特色

1973年に日本で初めてきょうだい間骨髄移植を行った実績を持ち、長年にわたり小児患者への造血細胞移植を行ってきました。現在、同種および自家移植を行う専門チームがあり、小児科専門医、血液専門医、小児血液がん専門医、造血細胞移植認定医、緩和ケア認定医が常勤し、臓器別がんの専門家と連携して血液腫瘍、固形腫瘍に対する横断的・縦断的な診療を提供しています。医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカー、心理療法士、理学療法士、栄養士、緩和ケアチームなど多職種、多部門が協力し、患者さんと家族に寄り添う医療を行っています。
病室だけでなく廊下、プレイルーム、院内学級などすべてが無菌管理空間となっており、付き添いベッドも完備、安心・安全な療養環境を提供しています。特に再発難治例や稀少疾患に豊富な経験を有し、セカンドオピニオンを随時受け付けています。治療後や遠方の患者さんの受け入れも可能、当院での治療歴がなくても医療機関、患者さんからのご相談をいつでもお受けします。

診療内容

チーム回診
日本小児がん研究グループ(JCCG)に所属し、九州大学病院他、地域医療機関、全国のがん診療施設、と連携した診療を行っています。血液腫瘍については、形態診断、細胞免疫学的、遺伝学的診断やゲノム診断を駆使し、患者さん一人ひとりに最適な治療法を提供しています。再発、難治な状態となった場合でも、新規分子標的薬、造血細胞移植療法(血縁間/非血縁骨髄移植・末梢血幹細胞移植、臍帯血移植)を行い、患者さんにとって最良の治療成果を追求しています。固形腫瘍については、副作用、合併症少なく治癒を目指すべく、出来る限り安全な方法(エコー、CTガイド下での針生検など)で速やかに診断を行い、多剤併用化学療法を開始します。がんゲノムプロファイリング検査結果を基にしたがんゲノム医療を提供しており、特に骨軟部腫瘍や脳腫瘍においては、個別化治療を進めています。2024年12月からはONC201-108治験が開始され、びまん性神経膠腫(脳腫瘍)に対する治療が進行中です。また、小児・思春期がん領域における緩和医療も充実しており、治癒を目指した治療と並行して、緩和的な支援を惜しみなく行い、特に在宅診療や訪問看護との融合により、最後まで寄り添う医療を実践しています。

診療実績

外来風景
当院小児・思春期腫瘍科では、多くの医療機関から新規の患者さんや治療終了後の継続診療依頼を受け、さまざまな血液疾患や固形腫瘍の診療を行っています。血液疾患に関しては、急性リンパ性白血病や急性骨髄性白血病をはじめ、多くの患者さんに対して最適な治療を提供しています。また、固形腫瘍についても、神経芽腫や横紋筋肉腫などに対し、安全かつ効果的な治療を進めています。治療を終えた患者さんへの継続的なサポートも行い、治療後のフォローアップにも力を入れています。再発や難治の症例にも対応し、個別の治療計画を立てて治療にあたっています。また、他の医療機関やがん診療施設と連携を深めながら、常に最前線の医療を患者さんに提供しています。