呼吸器腫瘍科このページを印刷する - 呼吸器腫瘍科

レジデントフェロー募集概要

九州がんセンターの呼吸器腫瘍科は「呼吸器腫瘍疾患全般」に興味のあるレジデント(卒後3-5年目)、フェロー(卒後6年目以降)の外科系および内科系の先生を募集しています。研修期間として原則2年(場合によっては1または3年や短期も可能)で、他科(病理診断科、血液・細胞治療科、消化管・腫瘍内科、乳腺科など)へのローテーションも可能です。
当科では、下記の3つを最重点項目として掲げ、取り組んでいます。
  • EBMに基づいた最新医療の提供と集学的治療の充実
  • 呼吸器腫瘍疾患治療のEBM構築への貢献
  • 呼吸器腫瘍疾患の診療および研究を担う人材の育成

診療・研修内容

1.EBMに基づいた最新医療の提供と集学的治療の充実

当科の診療における最も誇れる特徴として、外科および内科が同じ呼吸器腫瘍科のなかで、綿密に連携を取りながら診療に充っていることが挙げられます。カンファレンスも外科・内科合同で常に行い、このことで一患者を俯瞰的にみることができ、充実した集学的治療を提供できると考えております。
当科は、1名の薬物療法専門医、4名の呼吸器外科専門医が在籍しており、常に自由で活発なカンファレンスが行われております。外科・内科それぞれを目指す先生にとっても非常に有意義な場だと考えております。

2.肺悪性腫瘍疾患治療のEBM構築への貢献

当科では、臨床試験および治験に積極的に参加しています。臨床試験では、日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)および西日本がん研究機構(WJOG)を初めとした臨床試験グループの主要施設として症例登録および研究代表者・研究事務局として貢献しています。また、治験においても多くの試験に参加し、新規薬剤の開発にも携わっています。
2023年度の実施臨床試験数 約100例、治験約40例と、日本有数の症例数を誇ります。呼吸器腫瘍疾患のスペシャリストを目指す先生にとって、身近に最新の臨床試験および治験を経験することは、今後の糧になるはずです。この経験は、一般市中病院では経験し難いものです。

3.肺悪性腫瘍疾患の診療および研究を担う人材の育成

当科の責務の一つに、未来の人材育成があります。近年、呼吸器腫瘍領域の治療は内科―外科―放射線科と他分野の治療にまたがる場合が多くなり、幅広い知識と経験が必要となっています。当科において、幅広く学ぶことで、広い分野に精通したスペシャリストを目指せます。
また、外科系・内科系問わず、専門医の取得のための業績・診療実績を積むことが可能で、専門医取得に積極的にアプライしていただいております。多くの先輩方が専門医を取得し、指導的な立場で他病院にて活躍されています。実際に当科での修練にて取得でき得る専門医を下記に記します。
内科系 がん薬物療法専門医※1、呼吸器専門医(内科系)、がん治療専門医
外科系 呼吸器外科専門医※2、呼吸器専門医(外科系)、外科学会専門医、がん治療専門医
※1 希望者は、外科医の立場でもローテンションにより薬物療法専門医の取得も可能。
※2 2023年原発性肺腫瘍年間手術症例140例、年間総手術症例数207例。

一方、学会発表・論文発表も推奨しています。国内学会はもちろんのこと、国際学会での発表も可能です。論文発表に関しては、経験豊富なスタッフが指導をし、国際一流雑誌への掲載を目指します。また、臨床研究のみに限らず、基礎研究に興味のある方には、当院基礎研究室を活用し基礎研究の機会の提供も可能です。

メッセージ

2016年3月から九州がんセンターは新病院に移転し、最新の設備で診療を行っています。外科系・内科系問わず、呼吸器腫瘍領域のスペシャリストを目指し、最新の知見や手術手技などを習得していこうと考えている方はもちろんのこと、少しでもがん診療専門病院での修練に興味のある方は、お気軽にご連絡ください。
当科での修練は、若い先生のキャリア形成の上で必ず役にたつものになると、確信しております。

文責 山口 正史(呼吸器腫瘍科部長)