皮膚腫瘍科
レジデントフェロー募集概要
九州がんセンター皮膚腫瘍科では、レジデント(卒後3-5年目)、フェロー(卒後6年目以降)を募集しています。研修期間は、原則2年(場合によっては1年または3年)で、皮膚科専門医、皮膚悪性腫瘍指導専門医の取得を目標にしています。他科へのローテーションも可能です。
診療・研修内容
当科では、悪性黒色腫、有棘細胞癌、基底細胞癌、乳房外パジェット病、血管肉腫など、あらゆる皮膚悪性腫瘍に対して、診断から手術、化学・免疫療法、放射線療法を行っています。皮膚悪性腫瘍は種類によって治療アルゴリズムが大きく異なるため、正確な診断とそれぞれの症例に最適な治療方針の決定が重要となります。
1.皮膚悪性腫瘍の診断・鑑別
ダーモスコープを用いて、色素病変や血管病変の診断・良悪性の鑑別に必要な所見を抽出します。また必要に応じて生検を行い、病理専門医とのディスカッションを通じて確実に診断します。
2.治療方針の決定
腫瘍の種類、原発巣の評価に基づき、CT、MRI、PET-CTなどの各種画像検索を行い、それぞれの患者にEBMによる最善の治療方針を決定します。
3.手術
腫瘍の種類、進行度に応じて適切なマージンで原発巣を切除し、また進行度によりセンチネルリンパ節生検、リンパ節郭清を行います。欠損範囲により局所皮弁、植皮により、整容面にも十分に配慮した再建を行います。またEBMにもとづくアジュバント治療を行います。
4.化学・免疫療法、放射線療法
転移・再発例では、腫瘍の種類やそれぞれの症例の全身状態に応じた最適な治療を安全に行います。特に悪性黒色腫の免疫チェックポイント阻害薬による治療では、免疫治療特有の治療経過の理解と、起こりうる免疫関連有害事象の病態の把握、他職種と連携した各事象への対応に注力しています。
5.治験、臨床試験
新しいエビデンスを構築し、より良い標準治療を確立するために、治験・医師主導治験、臨床試験に参加しています。
6.他科での皮膚障害のマネージメント
EGFR-TKIによる爪囲炎や5-FUによる手足症候群など、ADLやQOLを低下させる可能性のある皮膚障害に対し、原疾患の治療が安全に継続できるように適切な介入を行っています。
メッセージ
悪性黒色腫を始めとする皮膚悪性腫瘍の治療は、日進月歩で進化しており非常にアクティブな分野です。お気軽にご連絡ください。
文責 内 博史(皮膚腫瘍科医長)