AYA世代サポートチームこのページを印刷する - AYA世代サポートチーム

チームの紹介


チーム集合写真

目的

AYA世代(一般的に15~39歳)のがんは、治療経験のある医療者が少ないこと、がん種が多様であり希少がんが多いために治療法が未確立である腫瘍が多いこと、年齢や生活環境の違いにより生じる個別性の高さから、細やかな支援が届いていないなどの現状がありました。
これらの課題を改善していくために国の政策として「第3期がん対策推進基本計画」にAYA世代のがん患者さんへの適切な医療と支援を行うように明記され、現行の第4期に引き継がれています。当院では2018年から多職種によるAYA世代サポートチームを結成し、患者さん一人ひとりに合わせた対応ができるよう活動を行っています。AYA世代へのサポートが当たり前の支援となるように病院全体で取り組んでいます。

構成員

  • 医師
  • 看護師
  • 心理療法士
  • 社会福祉士
  • 理学療法士
  • 薬剤師
  • 事務職員

活動内容

当チームは患者さんのトータルケアを目指し、7つのサブグループで活動しています。

AYAラウンド


ラウンド風景
AYA世代はさまざまな悩みを抱えていますが、医療者が把握しにくい状況があります。当グループは、現場で多職種によるカンファレンスを行い、情報共有、問題点の整理、視点の持ち方などを支援しています。

患者交流の場(LIP)

AYA世代の患者さんが気楽に話をする場を設けています(毎月第2火曜15:30~17:00)。
院内サロンとオンライン併用のハイブリット形式で開催し、安全に配慮しスタッフが常駐しています。ご興味のある方は1階(Gブロック)患者家族支援センターにおたずねください。

学習支援

当院には小中学生の院内学級が設置されていますが、入院中の高校生(場合により大学生)が学業を継続できるように支援しています。在籍校との連携(学校連絡会の開催、オンライン授業のサポート)、塾講師による訪問指導を2本柱としています。入院中の学習成果を在籍校にご理解いただき、復学や進級につながったケースもあります。

院内外情報提供・社会連携


AYA week2024
医療者に対してAYA世代の支援の必要性について周知しています。勉強会の企画、院内外への情報発信、AYA weekの運営などを行っています。

生殖機能温存対策

妊孕性とは、妊娠するための力のことで女性にも男性にも関わります。妊娠と関係ない臓器にがんができた場合でも、抗がん薬などの治療をすることで妊孕性に影響を与える可能性があります。当グループはがん治療を行う診療科と連携し、外部の泌尿器科/婦人科受診の予約調整や温存治療にかかる費用の助成制度について説明しています。

サルコペニア対策

サルコペニアとは筋肉量と筋力が低下する状態です。がんそのものや治療による影響で体力や筋力が低下し、生活に支障が出てくる患者さんがいます。当グループは、がん治療中~後の骨格筋量/体組成の評価、リハビリ介入、栄養評価を実施しています。運動・栄養の両側面より、退院後も継続できるようにアドバイスをしています。

チャイルドサポート


キッズフェス

子育て世代の親ががんに罹患し闘病することは、想像以上に難題が山積しています。「子どもとともにがんに向き合い、親自身ががん治療に専念できる」環境を目指し、子育て世代の患者さんをサポートします。子どもへの病気の伝え方のアドバイス、キッズフェスのご案内などを実施しています。

AYA世代はやりたいことがたくさんある年代です。あきらめずに前に進めるように、当チームは患者さんを応援します。