切れ目のないケアこのページを印刷する - 切れ目のないケア

掲載日:2025年7月15日

切れ目のないケアとは

患者さんが、ご自分の病状をよく理解され納得して治療を受けていただくことができるように、そして治療後はできる限り住み慣れた場所で自分らしく安心して暮らしていただけるように、当院では、診断、治療、通院、リハビリテーション、在宅支援等を途切れなく一貫してスムーズに行えるように努めています。患者さんとそのご家族に寄り添った「切れ目のない(シームレスな)ケア」をご提供するための、当院の仕組みや取り組みについてご紹介します。
切れ目のないケアの図

病棟 ー 外来連携看護師


入院前にスケジュールを説明しています
病棟所属の「病棟‐外来連携看護師」が外来診療にも関わり、外来と病棟で情報を共有することにより患者さんが入院治療を安心して受けることができるように支援しています。医師や多職種と連携して切れ目のない看護を提供し、退院後の生活までを見据えたきめ細やかなサポートを行っています。

意思決定支援外来

専門的な知識や技術を持った認定看護師や専門看護師が、医師からの病状や治療方針に関する説明に同席いたします。患者さんやご家族の気持ちに寄り添い、思いや考えの整理のお手伝いや情報提供を行い、患者さんが「自分らしく過ごせること」を大切にした意思決定ができるように支援しています。

退院調整専従看護師


利用できる社会資源について説明しています
病棟では、入院時から「退院調整専従看護師」が中心となり退院に向けた支援を開始します。患者さんやご家族が望む生活に少しでも近づけられるように、訪問看護、訪問リハビリテーションの利用や療養先の調整、仕事との両立など様々な支援を行います。また退院前には外来看護師との連携、退院後には電話訪問を行って体調や生活の状況の確認などを行っています。

外来療養調整看護師


通院中に生活の困りごとを確認しています
外来患者さんが治療や検査を受けながら、住み慣れた自宅での生活を安心して送れるように支援しています。「誰に相談してよいのかわからない」「こんなことを相談していいの」など生活の小さな困りごとを解決に向けて一緒に考えていきますので、ぜひご相談ください。

セルフケア支援外来

薬物療法の副作用は、使用する薬の種類や体質など患者さんにより異なります。セルフケア支援外来は、治療中に生じる副作用で生じる日々の生活の困りごとに、患者さんご自身が対処できるように相談できる場所です。主に、内服治療中の患者さんや皮膚障害が出やすい治療を受けている患者さんを対象としています。

オンライン電話相談

在宅で継続が必要な医療処置・ケアなどに対し、「オンライン看護相談」、「オンライン訪問看護」のシステムを導入しています。患者さんと看護師、訪問看護師と認定看護師をオンラインで接続し、タイムリーに状況を共有することで適切なケアの継続や不安の軽減が図れるよう、退院後の支援にも力を入れて取り組んでいます。