院長あいさつ

「“がん”ならやっぱり九州がんセンター」
―“時代のニーズに応えるがん専門病院”を目指してー
このたび、国立病院機構九州がんセンターのホームページを一新いたしました。
当院は、1972年に九州で唯一のがん専門診療施設として開設され、初代入江院長が「病む人の気持を」、2代森脇院長が「家族の気持を」という言葉を残されました。1975年につくられた「九州がんセンター憲章」では、 “最先端の診療、研究、研修”のほか“ヒューマニズム”、“グループ診療”(チーム医療)が、病院の柱として当時より掲げられています。これらの精神・伝統は50余年にわたり変わることなく、今も脈々と受け継がれていることを私自身、誇りに思っています。
昨年4月に私が院長に就任し1年が経過しました。皆様のおかげで新生九州がんセンターも順調にスタートを切ることができました。一方、社会は急激に変化し不確実な時代を迎える中で、がん診療・ケアはより専門化・複雑化しています。だからこそ今、職員一丸となって“時代のニーズに応えるがん専門病院”を目指しています。そのうえで、患者さんやご家族から「“がん”ならやっぱり九州がんセンター」という声がいつも聞こえるような病院になれるよう努力しています。
当院では、身体にやさしい胸腔鏡・腹腔鏡下手術に加えて『ロボット支援下手術』を導入するとともに、ゆったりとした外来の『化学療法センター』、最高機能の放射線治療装置3台を有する『高精度放射線治療センター』、PET/CT等を備えた『画像診断部門』などを設け、“高度な診療を日常診療として”行っています。さらに、がん遺伝子パネル検査を実施する体制を整えて最先端の『がんゲノム医療』を推進するとともに、安全で有効な治療法ならびに新薬を開発すべく『治験』を推進しています。一方、がん患者さんやご家族をサポートする体制として、『患者・家族支援センター』では、広範囲のご相談に対応可能な“がん相談支援センター”や、患者図書室、患者サロン、アピアランスケアルームなどを備えています。さらに、外来・入院・在宅と「切れ目ない診療・ケア」を実践するために『入退院支援センター』で入院前から退院後の生活を見据えた診療を行うとともに、全国のがんセンターで初めて設けた『訪問看護ステーション』では、ご自宅での生活をサポートしています。
職員一同、 “患者さんのために”、今、できることを常に考え、そして行動していきたいと思います。そのために地域の医療者、行政機関など関係の方々と密に連携しながら、患者さんを支えていきますので、何卒、よろしくお願い申し上げます。
2025年4月
院長 森田 勝
